現在ご使用されているバージョンの保存形式で保存して下さい。
低いバージョンで保存されますと出力に時間がかかったり、不具合が発生する場合があります。
また、必ず各バージョンの最新版(アップデート)をご使用下さい。
(最新のアップデートはこちらから→https://www.adobe.com/jp/downloads/updates/)
トンボを目印として仕上がりサイズに断裁する為、トンボを付けていただく必要があります。
お客様のご注文されたサイズとデータ上のトンボのサイズが同じである事をご確認ください。
トンボは四隅の二重線の内側同士が仕上がりサイズとなりますので、「ものさしツール」や「長方形ツール」などを使用してサイズを測ります。
トンボがない場合は下記手順にてお付けください。
「長方形ツール」で 仕上がりサイズの長方形を作成します。
作成した長方形の「塗り」と「線」をなしにします。
IllustratorCS3の場合
作成した長方形を選択し、トリムマーク(トンボ)を作成します。
「フィルタ」メニューより 「クリエイト」を選択し「トリムマーク」を選択します。
アートボードをトンボが含まれたサイズまで大きくします。
「ファイルメニュー」より 「ドキュメント設定」を選択します。
トンボが収まるサイズまで「幅」と「高さ」のサイズを入力します。
作成したトンボを選択した状態で「トリムエリアツール」をクリック後、「トリムエリアオプション画面」よりプリセットを「トリムエリアを選択したアートに合わせる」を選択し、OKボタンで進みます。
IllustratorCS4の場合
作成したトンボの長方形ボックスを選択した状態で「アートボードツール」 をクリック後、「アートボードオプション画面」よりプリセットを 「アートボードを選択したアートに合わせる」 を選択し、OKボタンで進みます。
IllustratorCS5、CS6、CCの場合
作成した長方形を選択し、トリムマーク(トンボ)を作成します。
「効果」メニューより「トリムマーク」を選択、または「オブジェクト」メニューより「トリムマーク」を選択します。
作成したトンボの長方形ボックス、またはトンボを選択した状態で「オブジェクト」メニューより「アートボード」「選択オブジェクトに合わせる」
を選択します。
仕上がりのイメージがフチ無し印刷をご希望の場合、仕上がりサイズと同じサイズで背景を作成すると、断裁時の微妙なずれで端に白い部分が出てしまう可能性があります。
また、仕上がりギリギリにある絵柄などは断裁や筋入れ等の加工時に絵柄が切れてしまう可能性があります。
端に白が出ないようにするためには、 「塗り足し」
を考慮に入れてデータを作成する必要があります。背景にある画像やオブジェクトを仕上がりより外側へ3mm(トンボの外側の線まで)伸ばします。
仕上がりの内側も3mm程度のマージンを考慮してレイアウトをすると文字などが切れてしまう可能性はありません。
フォント(書体)は必ず全てアウトライン化して下さい。
アウトライン化することにより、書体のない環境でも形を崩さず印刷することができます。
※弊社ではイラストレータのデータは、全てアウトラインをかけてからご入稿していただきますようお願いしております。
アウトラインの仕方
全てのレイヤーのロックを解除します。
全てのオブジェクトのロックを解除します。(メニューの「オブジェクト」より「すべてをロック解除」を選択。グレーで選択できない時はロックされているオブジェクトはありません。)
テキストを選択し、メニューの
「文字」
または
「書式」
から
「アウトラインの作成」
を選択し、アウトライン化します。
メニューの
「文字」
または
「書式」
から
「フォント検索・置換」
を選択します。
「使用中のフォント」
に何も表示されていない事をご確認ください。
Illustrator10から搭載された「エンベロープ」という、テキストを様々な形に変形できる便利な機能があります。
Illustrator10でこの機能を使用している場合、アウトライン化されていない場合でも「フォント検索・置換」の画面では表示されないため、文字化けに気付きにくく注意が必要です。
Illustrator CS以降では「フォント検索・置換」に表示されますので、全てアウトライン化してあるはずが「フォント検索・置換」から表示が無くならない場合はエンベロープが使用されている可能性があります。
エンベロープ中で使用されているテキストのアウトライン化する方法
エンベロープの部分を選択し、 「オブジェクト」
メニューから
「エンベロープ」
の
「拡張」
を選びます。
画像を配置する際に「リンク」と「埋め込み」の二通りがあります。それぞれ特徴がありますのでお好みの方をお使いください。
画像を「リンク」で配置する場合
リンクで配置するとIllustratorのデータの中に画像データが含まれないためデータ容量を抑えることができ、データの保存や送信の時間の短縮をすることができます。
データを送る際には配置した画像が全て必要になります。配置画像が色々なフォルダにある場合、送信用のデータを収集する際に気を付けないと画像が足りず不備になる可能性があります。
画像を「埋め込み」で配置する場合
画像がIllustratorのデータの中に含まれるため配置画像が足りず不備になる事はありませんが、画像を含んだ分データが大きくなり、データの保存や送信に時間がかかる可能性があります。
配置画像のカラーモードは CMYK、グレースケール、モノクロ2階調を推奨しています。
配置画像の保存形式は Illustrator8以前はEPS形式、Illustrator9以降はPSD形式を推奨しています。
配置画像の解像度は モノクロ2階調は1200dpi以上、グレースケールは300dpi以上、CMYKは350dpi以上を推奨しています。(配置した後で拡大すると解像度が低くなるので注意が必要です。)
※貼りこみしている画像にドロップシャドウや透明機能を使用している場合は、印刷時に不具合が発生するため「リンク」ではなく、「埋め込み」で配置します。
※Ai形式のデータやPDFをIllustratorに配置しないようにしてください。Illustratorのデータを配置したいときはEPS形式にして配置します。
線の太さが正しく印刷できない不具合や、エラーで印刷自体ができない不具合があります。
※配置画像は、イラストレータデータを同じ階層(フォルダ)に入れて作業することをオススメしています。
データを作成される場合は、まずカラーモードを「CMYKモード」に設定して下さい。
オーバープリントは、オーバープリントを指定したオブジェクトのカラーと、その下にあるオブジェクトのカラーを重ねて印刷する機能です。
設定した結果が実際に印刷して見ないと分からないため予期せぬ仕上がりになる可能性があります。
弊社では オーバープリントを使用しないことを推奨
しております。色の重なりを再現する場合は 「透明」
機能の使用をオススメしております。
K100%の文字に白フチを付けたい場合の注意点
同じ内容のテキストのオブジェクトを同じ位置に重ね、
上のテキスト : 塗り色=K100%
下のテキスト : 塗り色=無し、線の色=白
上記の設定の場合、自動ブラックオーバープリントにより、黒い文字の中に背景の色が透けているように見えてしまう事があります。文字が小さい場合や背景の色が薄い場合は目立ちませんが、タイトルなどの大きい文字などは目立ってしまいます。
・上のK100%の文字がブラックオーバープリントにならないようにCMYのいずれかに1%を設定する。(下の白フチのテキストはそのままでOK)
0.25ポイント(0.1mm)未満の線幅は使用しないで下さい。それ以下の線幅ですと、かすれたような印刷結果にしかなりませんので必ず0.25ポイント(0.1mm)以上で指定して下さい。
また、パスの線は「塗り」で指定すると非常に細い線となりますので印刷した際にかすれたようになるか消えてしまう可能性があります。
左下の図の様に「線種」でカラー指定してください。
線幅無しのライン(罫線)のことをヘアラインと呼びます。
※ヘアラインは画面にも表示される上、家庭用のプリンターでもプリントされてしまうため入稿する際は注意深くチェックしていただきますようお願いします。
マスクを使用する際に、マスク用のパスに、色や線幅などを指定すると、画面表示と印刷結果が異なる場合があります。
この状況を回避するためには、マスクと同じ形のパスをもう一つ用意して、マスク用は色や線幅の指定をせずに、もう一つのパスに設定し、同じ位置に重ねます。CS4以降のバージョンにおきまして、アートボードに塗足しの設定が出来るようになりました。
「ファイル」メニューより「新規ドキュメント」を選択します。